MBAのインデックス投資日記

2014年8月からインデックス投資を始めました。出世しそこねたMBAです。バリュー平均法で2018年3月にアーリーリタイアしました。

恐怖と強欲

 

投資をやっていて、失敗する原因の一つに、感情があります。
やっかいな感情として、恐怖と強欲の2種類があります。

1 恐怖

下げ相場で、怖くなってリスク資産を売りたくなります。
安眠できない、など深刻な症状を呈することがあります。
また、下げ相場で積み立てを中止してしまうのも恐怖からくる非合理的行動でしょう。
リバランスでは下がった資産を買い増しすべきですが、怖くてそれができない。

 

2 強欲
上昇相場でつい買い出動してしまう心理です。
これで、高値掴みになってしまいます。
リバランスでは上がった資産を一部売却すべきですが、
もったいなくてそれができない。

 

これらの感情の影響で不合理な行動をしないために、2つの立場があります。

 

第一の立場は「人間は感情に負ける動物だ」という前提に立ちます。
この場合は人間が売買・リバランスなどのオペレーションをする限り感情に流されてしまうという前提に立ちます。
よって対策として徹底的に自動化してしまうことがあげられます。
具体的には、バランスファンドドルコスト平均法で積み立てるのが有利と思います。
バランスファンドはややコストが高いという欠点はありますが、感情に流されないという利点の代償と考えることができます。インデックスファンドETFよりコストが高いですが、買い付けを完全自動化できるメリットがあります。


第二の立場は「人間は恐怖や強欲の感情に負けそうになるが、それでも合理的な行動ができる」です。
バリュー平均法の欠点は、自動化できないことです。なので、この方法を使う限り、手動で投資をします。
手動で投資する以上は感情の入る隙が生まれます。このとき、恐怖や強欲に負けないためには、感情を客観的に見ることができるもう一人の自分を確立することが必要ではないでしょうか。ただ、これは非常に難しいことなので、梅屋敷のランダムウォーカーの水瀬さんが提唱しているような、「工夫」も必要になると思います。投資方針書なども必要なツールだと思います。

私は恐怖より強欲の感情のコントロールが下手だなぁと思います。
バリュー平均法では上昇相場で売るオペレーションが入りますが、非常に大きな心理的なバリアを感じました。買いより売りの方が心理的に難しいと感じます。

 

インデックス投資のブログを拝見していると、この下落局面でリスク資産の比率を下げるという方もいらっしゃって驚いています。
感情のままに行動するならもちろんリスク資産を売って気が楽になるでしょうが、合理的なのはこの局面でリスク資産を買いに行って、リスク資産比率を一定に保つことだと思います。

 

 

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