バリュー平均法に従がってリタイヤした場合を考えてみます。
最も単純な、積み立てをしないバリュー平均法は、リスク資産の比率ではなく「金額」を一定に保つように4半期毎に売買をすることに他なりません。
1億円の資産を持って、リタイヤした場合を想定すると。
・リスク資産を5千万、無リスク資産を5千万持つ
・株からは平均すると5%のリターンが得られるとすると、
年平均250万
・生活費が200万なら足りています。
ので常に、リスク資産5千万をキープすれば、永久に続けることができます。
シミュレーション
リスク資産:無リスク資産=50:50のポートフォリオを組んだ直後に、株が50%暴落して、その後5年かけて100%上がった場合をシミュレートしてみましょうか。
step1 株5千万、無リスク資産5千万
step2 株50%の暴落
→株2千500万、無リスク資産5千万
step3 バリュー平均法発動(株買い)
→株5千万、無リスク資産2千500万
spte4 5年後、株100%上昇、生活費1千万を無リスク資産から取り崩し
バリュー平均法発動(株売り)
(四半期毎に5%(250万)づつ無リスク資産に振り替え)
→株5千万、無リスク資産6千万。(税金で5百万ぐらい取られます)
生活費を取り崩したとしても5年で+1千万、資産は増える計算になります。
次に、暴落が来ず、毎年5%上昇した場合をシミュレートしてみます。
step1 株5千万、無リスク資産5千万
spte4 5年後、生活費1千万を無リスク資産から取り崩し
バリュー平均法発動(株売り)→四半期毎に12.5万づつ無リスク資産に振り替え
株5千万、無リスク資産5千200万(税金で50万ぐらい取られます)。
バリュー平均法だと暴落がきた方が儲かるという驚きの結果となりました。
まあしかし、こんなことが心理的に可能なのか、という問題はあります。
あと、無リスク資産だと思っていた債権が株につられて暴落したらアウトかもしれません。
また、半値に暴落した株は5年で倍になる、という想定が崩れてもアウトですね。
尚、この記事を読んでバリュー平均法に挑戦して、すってんてんになっても、私は責任をとれませんので、すみませんがご了承ください。
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