MBAのインデックス投資日記

2014年8月からインデックス投資を始めました。出世しそこねたMBAです。バリュー平均法で2018年3月にアーリーリタイアしました。

退職金定期を解約したとき、勧められた怪しい商品とは?

みなと銀行で今日、退職金定期を解約しました。

当然ですが、次の商品の勧誘がありました。

紹介されたのは「サニーガーデンEX」という外貨建ての養老保険でした。

 

メットライフ生命の商品らしく、10年間2.58%の積み立て利回りで運用されて毎年定期支払金を受け取れるそうです。

必要な費用は以下の3つ

  1. 保険関連費用 メットライフ生命が定めた利率から最大1.54%の費用を控除して、それが積立利率になる。
  2. 為替費用 片道50銭 往復で1円かかるそうです。
  3. 解約控除 10年またずに解約したときのペナルティです。

 10年で2.58%ということは、だいたい米ドル建ての10年もの国債と同じぐらいにみえてしまうのですが、最大1.54%の費用がかかっているということは、本当は4.12%の利回りで運用できるということなんだと思います。

 銀行員は「債券で運用する」と言ってましたが、10年間解約できないとはいえ、債券だけで4.12%の利回りを出すのは不可能であり、いったいどうやっているのか不思議であります。

 ためしに、SBI証券で米ドル建ての社債で10年ぐらいのものは3.5%の利回りでした。

 なので、ジャンク債なんかも投資対象にはいてるのかもしれません。ジャンク債で運用して、そのリスクはメットライフ生命が負ってくれる、そのかわり10年解約できません、という商品なのかな。

 あと生命保険なので、普通の債券よりとは税金が違います。毎年もらえる定期支払文は雑所得になり20万円までなら非課税になるとは説明を受けました。満期時に戻ってくるお金のうち儲けの部分は、一時所得になるので税制が有利だとか。

 

 経費を引いた利回りが2.58%ならそんなに悪い商品ではないかもしれませんが、私は死亡保障はいらないので、この商品は買わないと思います。

 あと、費用込みで4.12%の利率というのが、「うますぎる」話に聞こえてしまうので、なにか見落としていないか警戒してしまいます。

 それから、銀行員が対面で人間が販売している以上、銀行は販売手数料をメットライフ生命からもらっているはずです。その費用がもったいない。

 この商品結構人気らしいけど、為替の影響を大きく受けるので、円高の時に買わないと簡単に元本割れしてしまいそうですね。

 以上、現場よりレポートでした。

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