MBAのインデックス投資日記

2014年8月からインデックス投資を始めました。出世しそこねたMBAです。バリュー平均法で2018年3月にアーリーリタイアしました。

インデックス投資vs個別株投資

 インデックス投資vs個別株投資を投資期間という切り口で比較してみようと思います。

 

 私はインデックスファンド(含むETF)に投資してます。つまり世界や米国に投資するということになりますね。そうすると意識する期間は世界経済の寿命や米国の覇権の寿命ということになります。これは結構長いです。

 しかし個別株に投資すると、その企業の主力製品やビジネスモデルの寿命を意識する必要があります。
 私はNEC系の会社に居ましたが入社した頃のNECは、半導体は世界一、PCは日本一という会社でした。しかし半導体は非常にボラティリティの高い産業で、韓国勢にやられてしまい今では撤退に憂き目にあっています。PCもコモディティ化が進み儲からなくなって撤退です。ドメインにもよりますが、変化の激しい産業では10年もたないことが多いです。シャープの液晶だって亀山モデルがもてはやされてから10年ぐらいでアウトになってますよね。大塚家具のビジネスモデルは崩壊しつつあります。

 こういう理由で、個別株は長期保有に適さないと思っています。特に変化の激しい産業ではそうです。個別株を買うなら、たとえばコカ・コーラのように、変化の少ない産業が長期保有に適していると思います。そうでないなら、5年とか10年とかで手放さなといけないんじゃないかと思うのですよ。しかし、それ結構難しいですよね。狙った企業が衰退する前に売り抜けるって。アマゾンは10年後も元気な気がしますが、アップルのように変化の激しい産業にいる企業は10年後没落しているかもしれません。

 その点インデックスなら、長期保有ができます。資本主義経済が滅びるまでVTを保有すればよいし、VOOなら米国の覇権が没落するまでは大丈夫です。米国株投資は一種のアクティブ投資だという意見もありますが、寿命を考えたときに個別株のアクティブ投資よりずっと長いと思います。米国の覇権は50年もつ必要はありません。私が生きている間(30年ぐらい)だけもってくれればOKです。もちろん、米国集中投資が怖い人は、米国の衰退のあと欧州の隆盛がくると信じて、先進国株を買うこともできます。

 

 まとめると、

 個別株をやる場合は、コカ・コーラなどの例外をのぞいて、長期投資は無理です。何故なら企業を取り巻く環境は変化して商品やビジネスモデルの優位性が失われるからです。なので、5年~10年で株を売却する判断力が必要になります。そこがスリリングでおもしろくもあるのでしょう。うまくいけな高いリターンを得られます。

 一方インデクス投資なら、資本主義や米国覇権の寿命なので、個別の商品やビジネスモデルの寿命よりもずっと長いスパンで長期保有することができます。死ぬまでホールドしても大丈夫かもしれませんね。退屈ですが、売り時を見定める判断力は不要です。なのでミスが少ないのです。

 

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