時間の有効活用の考え方を説いた感動的な本でした。
序章では「忙しすぎる」人たちとして4人が紹介されていました。4人ともこれはもうどうしようもない、と思えるような難しい状況の人たちです。それが最終章では、自部の時間を取り戻し、新しいステップに踏み出しています。自分を変えた4人の勇気に感動しました。
自分の未来を模索している中学生・高校生に読んで欲しい本です。
投資ブログなので、投資家・リタイヤ者目線で2か所ピックアップします。
p63には早期退職についての言及がありました。
最近は早期引退を希望する人も増えていますが、これも生産性を上げなければ実現できません。25歳から65歳まで40年働くとして、働く生産性を3割上げることができれば
・1年に500万円稼ぐ×40年=2億
↓
・1年に(500万円×1.3倍=)650万円稼ぐ×30.8年=2億円
となり、9年以上早く引退できます。
これも時系列にメリハリをつけた、「ゆとりある高生産な生き方」の一つです。
自分の人生がまさにこれで700百万×31年=2億1700万円稼いで引退しています。自分が肯定されたようで嬉しいです。
もう一か所pp.109-110からの引用です
金融系の雑誌などには、20代から老後に備えて貯蓄をすべしなどと書いてありますが、20代の少ない給料から老後のために貯蓄をするなんて、私にはとても「有効なお金の使い方」とは思えません。月に1万円あれば、年に12万円になります。それだけあればアジアの国に一週間の旅行ができます。フィリピンへの英語留学だって可能です。そういうことにお金を使っていれば、図11に書くことはすぐに思い浮かぶはずなのです。貯金が大好きな人は、今の自分にとって本当に「貯金」が一番、有効なお金の使い方なのか、もう一度考えてみてください。
図11というのは、「価値の大きかった支出一覧」という表で、直近の半年間で、あなたにとって最も生産性の高かったお金はなにに使ったお金でしょう?過去半年の支出を振り返り下記に(ベスト3を)書き出してみましょう! という趣旨のものです。
投資家の中には20代の頃から投資をすべきという意見も多いですが、私の感覚では30代からで十分だと思います。私自身は20代から投資を初めていますが、倹約はしておらず英会話のスクールや趣味の楽器に多くのお金を投資していました。英会話の上達により海外駐在員のポストが得られた地、良い楽器を手に入れたことで国内外のいろいろなアマチュアオーケストラで楽しむことができました。性能の良い楽器を手にしたことで上手い上手いと言われて幸福でした。
自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方
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