比例代表の投票には政党名か候補者名を書くことができます。どちらの票も合算され、政党の議席数が決まります。候補者の内誰が当選するかというと、
- まず政党が決めた特定枠の候補者が個人得票数にかかわらず当選してしまいます。
- 次に個人得票数の多い人から順に当選します。
政党がタレント議員を立てると、知名度からそのタレント議員の名前を書く人が増えます。投票した票は当該タレント議員に入るのではなく政党への票としてカウントされ政党の議席がきまります。だからタレント議員が票を集めると、同じ政党の他の人も当選しやすくなるのです。だから政党はタレント議員を立てたがるのです。
有権者としてはタレント議員に投票すると、個人に投票したと錯覚しないようにしましょう。政党に投票したことになります。
たとえば山本太郎と書いた人が100万人いたら、山本太郎が当選するのではなく、れいわ新選組の特定枠の第1位の人が当選します。200万人いたらやはり山本太郎ではなく特定枠第2位の人が当選します。350万票集めるとはじめて山本太郎が当選します。
繰り返しますが、山本太郎と書くと政党への投票になります。その結果よく知らない特定枠の人が当選してしまいます。
特定枠の人が先に当選すると知っていて山本太郎と書くならそれは良いと思いますが、特定枠の人を良く知らないのに、山本太郎と書くと、投票者の意図とは違った結果になってしまうので注意が必要です。
私は特定枠という制度には反対です。個人的にまったく得票できない人でもタレント議員の得票で当選できてしまうからです。
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