上記の記事をみていると、非正規雇用の増加を嘆き、まじめに働けば普通の生活ができる社会を目指すべきなどのコメントもあります。
私が31年間の会社員生活で思ったのは、もはや日本はグローバル競争にされされているので、まじめに働くだけの人材は正社員としていらないのだと思います。派遣で十分。自分の頭で考えて、研鑽し、リスクをとって、リーダーシップを発揮して、チームを引っ張っていけるような人材がやっと普通の生活ができるんだろうと思います。
確かに高度経済成長期と言われていた時代は、与えられた仕事をこなしているだけでも年功序列賃金が得られたこともあります。でもバブルがはじけて、中国がWTOに加盟してグローバル競争の時代になってからは、正社員に求められる能力の基準は高くなってしまったのだと思います。
コメントの中には以下のようなものもありました。
「日本は資本主義です。市場価値が高い人間が恩恵を受け、誰でもできる仕事しかできない人間は苦しい生活を送るのが本来の姿です。この原則を国民1人1人がもっと共有した方が良いと思います。1人1人が危機感や反骨心を持って市場価値を上げる努力をすれば、前向きな人が増え、日本全体も活気付くと思います。」
日本の一人当たりのGDPを上げようと思ったら国際競争に勝たなくてはならないのだろうと思います。そのためには「まじめ」以上の努力やイノベーションが必要なのだと思います。
社員のすべてがまじめに働く以上の働きをしないならば、日本は国際競争に負け、社員は普通の生活はできないだろうと思います。したがってまじめの働けば普通の生活ができる社会はグローバル競争をしているかぎりはどんな政権になっても絶対に訪れないと思います。
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