いい大学を出て大企業に入るのは低リスクな生き方なんだろうなと思います。勉強を頑張って失敗しても大損するわけじゃないので、がんばった分だけノーリスクでリターンが得られます。友人の息子さんが42Tokyoに入ったことをきっかけにそういうことを思いました。42Tokyoは学校法人じゃないので出たとしても学歴は高卒になっちゃいます。日本に42ができたのは今年なので、就職の実績とか全くありません。でも安定を捨てて、好きなプログラミング一本で行こうというところに人生賭けてる気がします。
日本の学校教育はリスクを取ることの重要さはあまり教えていないのではないかと思います。1億総中流という時代にはリスクを取らず勉強してまじめに働いていればたいていの人は中流の生活が遅れましたが、現代の格差社会では、まじめに働いただけでは中流の生活は得られなくなってしまいました。ならばリスクをとって自分の個性を伸ばしてみるのもいいかと思います。
私はわりと良い大学に行って、まあまあ安定して企業に就職しましたが、５３歳で仕事が辛くなってリタイアしています。49歳ぐらいから投資を本格的にはじめていたので、辞めても生活できていますが、投資をしていなかったら今頃きつかったでしょうね。起業するようなリスクの取りかたは私にはできませんでしたが、株式投資のリスクなら負うことができて、その見返りにリターンを得ています。起業している人は本当に尊敬します。
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