子供だましのハウツ―本かとあなどっていましたが、読んでみて感動しました。12歳の少女の成長物語になっていてとてもおもしろく読みました。富の法則だけではなく人生の法則についても触れていて良い本だと思いました。
なるほどなと思える人生訓も沢山ありました。
- 「幸運」とは、じつは準備と努力の結果にすぎない。p164
- けっしてお金が第一ではない。大切なのは、毎日わくわくしていること、できることはやってみること、そして自分に何ができるか考えること。p164
- 不安のない人なんていない。不安を抱えていても前に進もう。そのときはじめて勇気をもつことができる。p164
- 一生懸命努力するには、まず楽しくなくてはならない。p164
- 仕事で得られる報酬の半分は「実際の仕事」に、のこりは「仕事のアイデア」と「アイデアを実行に移した勇気」に対して支払われるもの。p164
- 人生においてもっともすばらしいものは、不安を乗り越えてこそ得られる。そして不安を乗り越えたときだけ人は成長する。p180
- 人が自分を誇りに思えるのは、困難なことをなしとげたとき。p216
これらの教訓は私が経済的自由を手に入れてからではなく、辛い会社員時代の方が意識していたように思います。バブルがはじけて時間ができたとき英会話を学び、海外駐在員の仕事を射止めました。東京の本社への出向も進んでひきうけました。MBAには挑戦しました。すべては自分の成長のためでした。正直いえばリタイアしてからは困難なことはほとんどなく人間的にも成長はしていないように思います。辛い会社員時代によく挑戦しよく成長したんじゃないかな。お金持ちに親が子供を遊ばせずに苦労させるのも、「人が自分を誇りに思えるのは、困難なことをなしとげたとき。」だからなんだろうなと思います。
私の意見では仕事を続けられるのにアーリーリタイアすることには賛成しません。成長が止まるからです。私は最終的には仕事が辛くて続けられなくなったのでリタイアしましたが、そうでないなら仕事は続けるべきだと思います。その方が人間的には成長できると思うからです。
↓↓↓こちをらのブログも是非ごらんださい。