最近はネットでいろいろな情報がとれるようになってきたので、新聞の購読者も減っているのだと思います。ではネットがあればもう紙の新聞の購読は要らないのでしょうか?
私が20代後半のころ、バブルがはじけて会社からは残業禁止令が出されました。毎日定時で帰る日が続きました。私は時間ができたのでなにか有意義な活動をしたいと思いました。そんなときに購読していた新聞に1枚のチラシを見つけました「神戸市民大学講座」というもので、1万円で英語のグループレッスンが週1、2か月間受講できるという破格の講座でした。ちょうど残業禁止令が出ていたので神様の思し召しだと思いました。1万円なら効果がなくて惜しくないとも思いました。
その講座はとても楽しかったです。私のTOEICの点は405点から730点まで急上昇しました。そしてそれが上司に目にとまり94年にシアトルのMicrosoft本社に派遣されることになりました。
バブルがはじけていなければ残業禁止にならなかっただろうし、残業禁止がなければ英語のレッスンを受けようとも思わなかっただとうと思います。そして新聞を購読していなければ英語のレッスンに通うこともなかったのだろうと思います。
人生なにが幸いするかわかりませんね。
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