会社で確定拠出年金の説明会がありました。
ファイナンシャルプランナーが来て説明していていて興味深かったのでここで書いてみます。
老後いくら必要か?
老後資金がいくら必要について以下のような試算をしていました。
1 夫婦2人の日常生活費=月28.6万円
2 平均寿命まで生きた場合の合計=9,600万円
3 公的年金=6,000万円(夫婦2人23万、夫死後14万)
4 不足額=3,600万円
夫60歳、妻58歳、おっとは平均標準報酬月額が36.0万円で妻がずっと専業主婦だった場合だそうです。
年金定期便によれば、平均以上の収入がある私が60歳まで給与削減なく勤めたとしてもらえる年金は200万ぐらいです。
65歳から83歳まで18年もらい続けたとして3,600万円。
専業主婦の妻の年金が786,500円で65歳から88歳の23年間もらって、18,000万円
合計5,200万円。遺族年金が100万円7年間もらえるとして700万円を足すと、
5,900万円。
ファイナンシャルプランナーの説明もあながち間違いではなさそうです。
ただ実際には年金支給年齢が5年程度繰下げになるので、2,786,500円×5年分は
足りないことになります。ざっと1,400万のマイナス。
すると老後の必要な資金は、5,000万円になります。
ただし、これはインフレ率を0とした場合です。
インフレ率が2%であれば、たとえば今40歳の人が、65歳になるころには物価は1.64倍になっています。
5,000万円の1.6倍必要とすると8,000万円です。
平均寿命より長生きするリスクを見積もるとやはり、
60歳時点で1億円ぐらいは必要とわかります。
こう考えると多くの人が1億円を目標にするのは概ね妥当と言えます。
ポートフォリオ
ファイナンシャルプランナーの説明でおかしいなと思ったもう一つの点は、たとえば
積極型の場合は株式を75%もち残りを債券にするような説明でした。
確定拠出年金が全財産ならそれもありかと思います。
しかし普通のサラリーマンの確定拠出年金の残高は300万にもとどかないでしょう。そんな少ない金額の中で、分散投資をしても意味がありません。
ポートフォリオは全財産で考えるべきであり、
リターンに税金がかからないか確定拠出年金は100%株式で運用するのが正解だと思います。
↓↓↓↓よろしければクリックをお願い致します。