バリュー平均法ってバリューパスをどう採るかで、売買行動が変わってきます。
例えば、6千万円からスタートして、年5%の利回りのバリューパスを描くと以下のようになります。
元本 | \60,000,000 | |
リターン | 5% | |
自然増 | ||
\60,000,000 | 2018年5月 | |
1Q | \60,750,000 | 2018年8月 |
2Q | \61,509,375 | 2018年11月 |
3Q | \62,278,242 | 2019年2月 |
4Q | \63,056,720 | 2019年5月 |
5Q | \63,844,929 | 2019年8月 |
6Q | \64,642,991 | 2019年11月 |
7Q | \65,451,028 | 2020年2月 |
8Q | \66,269,166 | 2020年5月 |
このバリューパスを採用するならば、2018年8月時点で607,50,000円より高ければ売り、低ければ買う、ということになります。
でも、それって単純すぎる気がしませんか?
株式の利回りが5%という想定もすこし単純すぎる気がします。
そこで、考えたのが、株式の利回りを5%~7%とする幅を持ったバリューパスを設定する方法。
この方法だと、
- 5%未満の利回りの場合には買い
- 7%を超える利回りの場合は売り
- 5%~7%の利回りの場合は、”なにもしない”
という売買行動になります。
つまり、5%~7%の場合は、巡航速度と考えてなにもせず、極端に良い場合と悪い場合だけ、売買をして調整するのです。
この方が直観にもあっているし、良さそうな気がします。
こうすることによって、暴落したときに買い、加熱したときに売るという行動がとれると考えます。
ちなみに利回り7%を想定したバリューパスは以下の通り、
元本 | \60,000,000 | |
リターン | 7% | |
自然増 | ||
\60,000,000 | 2018年5月 | |
1Q | \61,050,000 | 2018年8月 |
2Q | \62,118,375 | 2018年11月 |
3Q | \63,205,447 | 2019年2月 |
4Q | \64,311,542 | 2019年5月 |
5Q | \65,436,994 | 2019年8月 |
6Q | \66,582,141 | 2019年11月 |
7Q | \67,747,329 | 2020年2月 |
8Q | \68,932,907 | 2020年5月 |
このように複数の利回りで、幅のあるバリューパスを作れば、簡単に高度化でき、直観に近い売買行動をとるようにできるわけです。
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