標準的なバリュー平均法では、バリューパスを設定し四半期ごとの決まった日に、バリューパスとの差額を買い付けすることになります。これはまったく機械的なものです。
機械的が故に人間の恣意的な判断が入らず機械的に売買ができる点が自慢です。しかし、バリュー平均法を実践していくと、たいして高くもないときに売却が発生し、たいして安くもない時に買付が発生したりします。これを改善できないかと試行錯誤して以下の2つの修正を加えることにしました。
- バリューパスに幅を持たせる
バリューパスを決めるときに、たとえば、リスク資産が8%で上昇した場合のパスをアッパーパス、5%で上昇した場合をローワーパスとします。アッパーパスを超えたときに売却し、ローアーパスを下回った場合に買いシグナルとみなします。こうすることで5%~8%の間では何もせずにホールドすることになり直観にもマッチします。 - 買付には200日移動平均線を用いる
ローワーパスを下回れば買いシグナルですが、決まった日付に一点買いするのではなく、200日移動平均線を下回った時にだけ毎日積み立てで買い付けます。こうすることで、ジャンピングキャッチを避けることができます。
この2つの修正を加えることで、より高い時に売り、より安い時に買うことができます。
↓↓↓こちらのブログも是非ごらんください。