MBAのインデックス投資日記

2014年8月からインデックス投資を始めました。出世しそこねたMBAです。バリュー平均法で2018年3月にアーリーリタイアしました。

2016/1/29に買ったVOOは現在+33.5% 後悔回避性についての考察

 

 実はチャイナショックの真っただ中でNISAを使ってVOOを120万円買いました。あれから3年たちましたが、現在+33.5%になっています。こう考えると昨今の米国株の急落もチャイナショックの時に比べたらたいしたことはないと感じられます。 米国株はまだ割高だからまだ米国株を買わないというもの理解できます。

 ただ、急落の時に買う、というのは私は良い戦術だと思っています。高い時も安い時も買う、という戦術よりは、ましだろう、と思います。

 今現在、底値かどうかは分かりせんが、今、昨年9月のような楽観相場でないことは日経平均のPERなどをみるとわかります。また経験的にバーナンキショックやブラックマンデーが6か月ぐらいで値を戻したこと、リーマンショックも6ヵ月で底値を付けたことなどを知っているので、それを考えると5月頃には値が戻っている可能性が高く、悪くても5月に底値を付けて反転すると推測できます。

 なので、今から3か月~9ヵ月ぐらい買い出動すると、大きな利益が得られる可能性が高いと思っています。

 この理屈は完璧ではなくてたとえばITバブル崩壊の時は下落は1年以上つづきました。今回の下落も1年つづけば私は買付余力が尽きてしまいます。「完璧ではないなら、オーソドックスな毎月定額積み立てをすべき」という意見もありそうですが、私はリタイヤしていて収入がないですし、今回の急落をブラックマンデー程度のものと「想定」しているので、毎月定額積立はしません。急落しているときだけ買い、値が戻れば積み立ては中止します。

 「想定」をしている以上はずれる可能性もありそれも自己責任です。

 

 ちなみに、「完璧でないなら、オーソドックスな方法をとるべき」というのは、行動経済学でいうところの後悔回避性という不合理行動だと私は考えています。完璧でない以上失敗することもあり、標準と外れたことをして失敗したら、メンタル的なダメージは大きいです。そのダメージはオーソドックスな方法をとって逃した利益のダメージより大きいです。ですから、メンタル的なダメージを受けたくなければ、たとえ利益が低かろうとオーソドックスな方法をとるのが行動経済学的に自然だと思います。

 しかし、この後悔回避性という人間の特性を知っているのであれば、それにとらわれず心理的なダメージは大きいけど儲かりそうな方法をとることも可能だと思います。

 

 

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