MBAのインデックス投資日記

2014年8月からインデックス投資を始めました。出世しそこねたMBAです。バリュー平均法で2018年3月にアーリーリタイアしました。

月50万でつまらない仕事か、月30万でワクワクする仕事か

 阪急電車の特別列車の中吊り広告が物議をかもしています。

 私はこれに似た選択を迫られた経験があります。

 30代半ばの時に過労で倒れました。長時間労働が常態化していて、死ぬかなと感じていました。当時の年収は800万ぐらいでした。そのとき考えたのは、年収800万で過労死の恐怖におびえながら暮らすか、たとえば年収400万で専門学校の先生などに転職して学生たちと楽しい日々を過ごすか、ということでした。

 結論から言えば、年収800万を選びました。

 だって専門学校の先生に無事転職できたとして、年収400万だと60歳までに稼げるお金は、1億です。同じ1億を年収800万で稼ぐなら13年で稼げます。つまり48歳でアーリーリタイヤできるわけです。

 私は昇進を辞退し、責任が軽くなるべく身体に負荷がない仕事を選んで13年を過ごす道を選びました。出世街道から降りたことで800万あった年収は退職時には700万ほどに低下していましたが、昨年まで働き13,500万ほど稼いで、アーリーリタイヤしました。

 過労で倒れて出世街道から降りてからの18年間は、まるでマラソン選手のように、「あの電柱まで走ろう」と1年1年をやりすごしていくような日々でした。それで18年耐えました。「輝いていた」とは到底言えませんでしたが、年功序列がまだ残っていた大企業だったので700万~800万稼げていました。

 阪急電車の中づり広告は正確ではないです。なぜならば50万か30万で一生働くか?という比較に見えるからです。あと1億円かせいだらリタイヤできると仮定すると、50万なら17年、30万なら28年かかります。50万の方が11年も早くリタイヤできると考えると、50万の仕事を選ぶ人も出てくるでしょう。

 

↓↓↓こちらのブログも是非ごらんください。

にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へにほんブログ村 株ブログ 米国株へ