MBAのインデックス投資日記

2014年8月からインデックス投資を始めました。出世しそこねたMBAです。バリュー平均法で2018年3月にアーリーリタイアしました。

高配当株が好きな人には二種類居る

 結論からいえば、高配当株が好きな人は①高配当株への投資を債券投資のように考えていて定期預金より儲ければ御の字と思っている人と②シーゲルを勉強していてトータルリターンを追及するには高配当株が勝率が高いことを知っている人の2種類が居るようです。

 

 父が高配当株が好きなのです。キャノンやJTを好んで買います。私からみたら、株価下落で大損しているのに配当が高いから好きみたいに見えます。米国株式のインデックスファンドにでも投資すれば良いのにと思いますが、私がアドバイスしてそれで損したら責任問題になるので、アドバイスはしません。

 米国株のブログなどを読むと高配当株が好きな人には二種類居るとわかりました。

 第一に高配当株できちんと儲けようと思ってない人がいます。この人たちは配当で投資元本の元が取れればいいやぐらいにしか考えていません。JTなどの銘柄を保有23~24年間かけると投資元本を配当の手取りで回収することができるようです。株価が0円になっていてもリターンは0%でマイナスにはならないということで満足なのです。

 24年後株価が1/2になっていた場合を計算してみましょう。100万円投資して24年間の配当が100万円、元本が50万円。24年で資産は1.5倍になったことになりますが、年間のリターンは約2%になります。米国株式のインデックスファンドのリターンが7%とすると大きく劣後します。

 このタイプの人は高配当株を債券のように考えているのでしょうね。債券だとすれば、年のリターンが2%あれば魅力的です。なので米国株のインデクスファンドと比較して劣後しても気にしないのでしょう。

 私からみたら大変非合理的だと感じます。トータルリターンで優れている米国株のインデックスファンドに投資する方がリスクも低いように感じるからです。配当を貰うと、儲かったような錯覚を覚えるのは理解できますが、あくまで錯覚であって、騙されてはいけないと感じます。

 第二のグループはシーゲルを勉強してらして、米国の高配当銘柄がトータルリターンも高いことを知っていて投資をされている方です。私はシーゲルの本を読んだことがないので、なんとも言えませんが、バックテストでは有利な投資なのだろうなと推察します。

 うちの父は第一のグループに属していると思います。あまり儲からないですが配当で元が取れるならよしとするしかないでしょう。

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