多くの人が儲けられる投資法があるとすれば、インデックス投資でドルコスト平均法を実行することではないかと推察します。語尾が「推察します」と曖昧なのは私はドルコスト平均法をやってないからです。ただこの方法は資本主義経済が成長する限りはプラスサムゲームなので多数の人が儲けることが原理的にできます。
しかし私が実践しているバリュー平均法は逆張りの投資術です。市場サイクルを見極め、下振れしているときに買い、上振れしているときに売ります。見極めは半分は定型化できますが、半分は勘です。逆張りの投資法はその定義から必然的に少数派になります。大多数の人が売ってるときに自分だけ買うわけですから。なので逆張りで儲けられる人は少数にとどまります。
なぜ自分だけ多数の人の逆ができるのかというと、メンタルが強いからです。もう少し具体的に言えば、行動経済学を理解し二次的思考をし人間の自然な感情の逆の行動をとれるようになり、市場サイクルを意識して観察するからです。それからインデックスに投資している点も大きいです。不況がきたら個別株は永久に低迷したりしますが、米国株インデクスはどんなに暴落しても必ず復活すると思えるので、ひどい暴落の中でも買うことができます。
ブロガーに中には「多くの」人が実行可能な再現性の高い投資手法を紹介されている方もいますが、私は違うと思います。逆張りの投資はその定義からして小数の人しかできないと思います。
私のやっていることも自己矛盾かもしれませんね。多くの人が市場サイクルを見極め、行動経済学を理解すると、集団心理に駆られた大きな暴落は起こらなくなりまります。そうすると逆張り投資家は儲けるタイミングを失い、結局は市場平均しか儲けられないことになりますね。
市場サイクルを見極めるには以下の本が参考になります。逆張り投資をするならお勧めします。
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