うちの父はJTやキャノンといった高配当株が好きですがキャピタルロスで配当以上の損失を被っています。なんでもっといい銘柄を買わないのかと思うのですが、配当に魅力があるんですね。配当をもらうとあたかも、「株価は一定で配当だけをもらえる」と錯覚するんですね。だからトータルリターンが低くても得した気分になるのです。
本来は無視できないはずに株価を無視できると言い聞かせて、配当だけに着目することで心理的に得した気分になって嬉しいというのが高配当投資の本質だと思います。
現実にはキャピタルゲインが少なかったり、減配などになるとものすごく株価がさがったり危険も一杯あるのです。
なのでトータルリターンで儲けたいなら、高配当投資はお勧めしません。
ブログやツイッターで高配当投資やってる人の話を聞くと、「心理的に嬉しい」という話ばかりですよ。心理的な喜びと経済的利益は一致しないのです。
行動経済学によると人間はすぐにもらえる少額のお小遣いの方が、遠い未来の大きなロスよりも、嬉しいと感じる傾向があります。不合理なまでにすぐにもらえる少額のお小遣いを選好してしまうのです。そのため合理的判断ができず、トータルリターンで損をします。
心理的利益と経済的利益の和は一定の法則があります。心理的利益に大きいものは経済的利益は少なく、心理的な負担の多きなものは経済的な利益も大きいです。
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