世界を写真のように見ている人がいます。どういうことかというと、現実に起こっている現象を裏も表もあるがままにとらえようとする人です。たとえば、五輪で金メダルとった選手がいって、みんなよろこんでいるときに、「勝った人がいるなら負けた人もいる」と考える。勝った人が「努力は必ず報われる」と言うと、負けた方の立場からすると努力が報われてない、と言う。
こういう人のものの味方は誤りではないどころかむしろ正しいのですが、幸福なんだろうかと疑問に思います。現実をあるがままにとらえるのではなく、自分の都合のよいようにとらえて感動したりやる気をだしたりした方が、幸福なんじゃないかなと思うときがあります。それが絵画のようなものの見方です。
現実をあるがままにとらえるというのは正しいようですが、行ってみれば機械的でもあります。起こっている現実をそのひと独自の眼鏡でとらえて、特定の部分を拡大したり、縮小したりしてとらえるところに、その人独自の生き方がでてくるんじゃないのかな。
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