この本をななめ読みしました。著者は終末期医療にかかわる医師で1000人以上の人を看取ってきました。本には終末期の患者の様子が描かれてて、10の教訓にしています。
習慣1 「今日が最後かもしれない」と思って暮らす
習慣2 生きる意味を無理に探さない
習慣3 負の感情にふりまわされない
習慣4 身近な人こそ大切にする
習慣5 自分の幸せと他人の幸せをすりあわせる
習慣6 「長く」より「良く」生きることに注目する
習慣7 健康や若さに必要以上にとらわれない
習慣8 環境に流されず、本当にやりたいことをやる
習慣9 どんな境遇でも自分を支えてくれる夢を見つける
習慣10 「ありがとう」を伝える
何故ななめ読みなのかといえば、終末期の患者の容体がだんだん悪くなっていく様子など読んでいて辛気臭いと感じたからです。私は57歳、死ぬまでにはああと25年ほどあります。終末期の患者の様子を今知ったからと言って、気分がふさぐだけで、良い生き方につながるとは到底思えませんでした。
皆さんの人生をもっとも充足させるそれぞれの方法を、考えねばなりません。皆さん自身の方法を見つけていただきたいのです。そしれそれは、いつか必ずくる死を前に揺らいでしまうようなものではいけません。
ただ、死をベースに物事を考えると、大切だと思ってしがみついていたものが、じつはくだらないものであったことに気がつく一方で、自らの身近に当たり前のようにあったものが、限りなく愛おしく思えることもあるでしょう。死を考えることを通して、本当に大切なものを見つけることができれば。それは実際の死を前にしても力となるだけでなく、よりよい人生を送ることにつながるに違いありません。p202
いわんとすることは理解できなくもないのですが、50代から、末期がんで死ぬときのことを考えながら生きるのがはらして豊な人生になるんでしょうかね?なんか暗くないですか?そういうのは80歳ぐらいからでいいんじゃないかと思いますよ。
前回読んだ28歳の広津留すみれさんの本のほうがよっぽど元気がでましたね。
”「ありがとう」を伝える”なんて、1000人も末期患者を看取ってはじめてわかるようなことなんでしょうか?大いに疑問です。先日読んで『DIE WITH ZERO』とかの方が明るい気持ちになって、今何をすればよいかわかる有益な本かなと思います。
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