MBAのインデックス投資日記

2014年8月からインデックス投資を始めました。出世しそこねたMBAです。バリュー平均法で2018年3月にアーリーリタイアしました。

経営者と経営学の関係

子供のころから不思議だったのが、角運動量の理論を知らない子でも、ブランコはこげるということ。経営者と経営学の関係は、ブランコをこぐ小学生と、角運動量の理論の関係に似ていると思います。MBAを取った経営者が良い経営者かといえば、そんなのことはまったくないと思います。松下幸之助だって本田宗一郎だって大学院で経営学など学ばなかったと思います。一方大塚久美子氏のようにMBAホルダーでも会社をつぶしてしまうこともあります。

経営とはやはりブランコの漕ぎ方のように試行錯誤の経験を通じて体得していくものなんだろうなと思います。経営学にも便利なことはありますよ。SWOT分析とかPPMとか、5forecesとか、アンゾフの成長ベクトルとか、3C,4Pなど、経営環境を分析して、人と議論を深めていくときの切り口を提供してくれます。でも経営学が役立つのはそれらの便利ツールぐらいじゃないでしょうか。良い経営学者が名経営者になれるかといわれれば、はなはだ疑問です。いくら理論を知っていても経営学の理論で説明できるのは、現実の僅か数%程度だと思います。再現性はとても低いのです。つまりは、現実に後付けに講釈するには役立っても、現実の経営にはほとんど理論は役立たないんですよ。

 

神戸大のMBAで学んで思ったのは、ここは経営学者を育てるところで、実務家を養成するところじゃないなということです。私の同級生に有名企業の社長がいましたが、その人は落第していました。でも予定通り修了した私より経営の手腕が上であることは間違いありません。神戸大以外のMBAでは学者の育成よりもっと実務家養成に力を入れたところもあるかもしれませんが詳しくは知らないです。

 

この動画見ると、社会科学の理論は再現性がとても低い、って言ってます。

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