MBAのインデックス投資日記

2014年8月からインデックス投資を始めました。出世しそこねたMBAです。バリュー平均法で2018年3月にアーリーリタイアしました。

国民年金を60歳の最後の月に収めると得なのか?

 国民年金を40年収めると貯金よりは得だか、投資には遠く及ばないことを前記事で書きました。では全額免除の私が60歳の最後の月に1月だけ国民年金を収めると得なのかと計算してみたいと思います。60歳の最後の月に16500円収めると、全額免除の場合に比べると、814円年金が増加します。元を取るには20.26年かかります。65歳からもらったら、85.26歳になり男性なら死んでしまいます。なので男性なら元がとれません。では女性ならどうか?貯金よりはましでしょう。ですが、16500円を米国株に突っ込むと60歳~65歳までの5年間で増えて税引き後22671円になります。これを814円で割ると27.84年になります。65歳からもらうとすると92.82歳になってしまいます。なのでこの場合は女性でも損します。

 国民年金は貯金よりましなだけで、S&P500の運用には勝てません。昔は一般庶民がS&P500に低コストで投資するのは難しかったので、国民年金の存在意義もありました。でも今のように誰でも簡単に低コストでS&P500インデックスに投資できる環境が整っている状況では国民年金は大して得ではありません。

 ただ、国民年金を廃止にすると、S&P500で運用できる金融リテラシ―がある人とない人でさらに格差が広がってしまうので、それはそれで問題です。日本政府の難しいところは国策で米国株投資を推奨できないところにありますね。日銀が国債発行してそのお金でS&P500インデックスに投資したら、国の借金問題も解決すると思うのですが、それはできないんですよね。

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