高校生の頃『あなたの音楽手帖』という本の影響を受けてベートーヴェンに傾倒するようになりました。
出来る限り善を行い、何者にもまして自由を愛し、
王座のもとであろうとも、断じて真理を裏切るまい。
という言葉がかっこいいと思っていました。大学生になりオーケストラに入り自分でもベートーヴェンの曲を演奏するようになって、演奏するからには自分もベートーヴェンのような生き方をしなければならないと思っていました。苦難があってもそれを乗り越えて歓喜に至るという彼の交響曲のような志で生きようと思っていました。
しかし、アーリーリタイヤした今はそこまでのことは思わなくなりました。そもそも苦難がやってこないですし、気楽に無目的に生きるのも悪くないと思い始めています。
「こういう風に生きたい」という強い希望や憧れはなくなり、あるがままの自然体を受け入れて生きようという心持ちになっています。「べき」からの解放なのかもしれません。苦労して難しい仕事に取り組む必要が亡くなったので、自然体で生きられるようになったのかもしれません。
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