私は子供の頃はとても集中力が高い子供でした。学校の授業は非常に集中して聞いていて、予習復習せずとも授業だけ聞いていれば頭に入りました。塾や予備校にも行ったことがありません。
大学を出てソフトウェアを開発する仕事に就いたのですが、そこでも高い集中力を活かして仕事をしていました。仕事はできる方で29歳の時は英語力と仕事の実力を認められて海外駐在員に任命されました。
私の高い集中力は天性のもので自分の強みだと思っていました。ところが48歳ぐらいの時に自慢の集中力に陰りが見え始めました。
老眼です。
目のピントがきちんと合わずにぼんやりしていることで集中力は落ちました。それでも半年ぐらいで慣れて、ピーク時ほどの能力はないもののなんとか仕事はこなせる状態でした。
ところが50歳を超えたあたりで、今度はフロー状態に入らないという症状に直面します。仕事を集中してこなすときはフロー状態として非常に高い集中を持続した没頭状態になって高いパフォーマンスを発揮していたのですが、それができなくなったのです。原因は不明ですがおそらく老化の影響かと思います。
「高い集中力」という自分の強みはなくなっていきました。
その後いろいろあったのですが、結局、自分が満足できるような仕事ができなくなり辛くなったので、引退したわけです。
集中力の欠如は突然やってきたわけではなく48歳で老眼が顕著になったあたりから、「こりゃ定年まで勤めるのは難しいな」と感じていました。そして49歳の時に猛勉強をしてインデックス投資を知り、本格的にインデックス投資を始めました。2年半かけて1億円のポートフォリオを構築して不労所得で生きていくための計画を立てたのです。アベノミクスの波に乗ったこともありその計画は順調にいき、53歳で引退できるまでになりました。
私は引退したくて引退したわけではありません。仕事が楽しく続けられるなら給料をもらいながら資産運用もした方が経済的・社会的には有利だったと思います。しかし残念ながら仕事が辛くなってしまったので、引退せざるを得ませんでした。みなさんも仕事が辛くないなら辞めずに続けることをお勧めします。でも私みたいいに、自分の意思とは関係なく老化現象により仕事が辛くなってしまうこともあるので、資産運用も並行してやっていくのが良いと思います。
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