MBAのインデックス投資日記

2014年8月からインデックス投資を始めました。出世しそこねたMBAです。バリュー平均法で2018年3月にアーリーリタイアしました。

「コアコンピタンス」にこだわると変化できない

 会社員時代よく部長が「うちのコアコンピタンスはなんだ!」とか言ってました。そうすると、これまで培てきた特定分野の技術力などが挙がってきます。しかし時代は変化していて従来やってきた技術では適応できません。新しいことを始めないといけないのです。だからコアコンピタンスにこだわると変化できなくて時代に適応できなくなるのです。

 ソニーなんかはコアコンピタンスにこだわらず変化したいい例でラジオやウォークマンで成功したからといってAV事業にこだわらなかった。ゲームに進出し、銀行や損保を作った。

 楽天なんかもショッピングモールの運営がコアですが、銀行、証券やってますし、通信事業にも参入しようとしています。ショッピングモールで培った技術など関係ないのです。

 今回の参議院選挙で社民党は存亡の危機にあります。社民党は「護憲」が看板の政党です。しかし北朝鮮問題や中国の海洋進出などで時代が変化していった。社民党は自党の伝統や特徴を変えなかったので時代の変化とともに淘汰されることになりました。

 野村証券も対面のコンサルティング力などをコアコンピタンスと思ってるのかもしれませんが、時代のニーズはネット販売にあるんですよ。SMBC日興証券コンサルタントの客をダイレクトに移そうとして頑張っていますが、野村はダメかもしれません。SMB日興もダイレクトに顧客が移ったらコンサルタントはリストラになるものと思います。

 経営学コアコンピタンスの重要性などが言われますが、あれって成功事例を後づけで理由をつけて説明しているだけです。ソニー損保がなぜ成功しているのかなどはコアコンピタンスでは説明できません。

 時代の変化に応じて変化していくことが重要です。変化するには未経験の分野に乗り出さなきゃいけないから怖いですが、勇気と戦略を持って出ていけば(あと運が味方すれば)道は切り開かれます。

 時代錯誤の技術やマーケットを自分のコアコンピタンスだと思うと変化できなくて淘汰されてしますので要注意です。

↓↓↓こちをらのブログも是非ごらんください。

にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へにほんブログ村 株ブログ 米国株へ