私は大学時代は理論物理学を専攻していました。物理の世界では常識は通用しません。コペルニクスの例でもわかるようにむしろ常識に反するような物理現象こそが大きな発見として価値があります。だから物理を学んでいても社会常識に合わせようという態度ははぐくむことはできません。
一方法学や政治学では社会通念が重要です。多数の人が受け入れている常識に照らして政策や法律が妥当かを判断します。常識人として生きたいと望むなら物理学よりも法学や政治学を志した方がよいかもしれません。
私は常識を覆す物理学の発見にロマンを感じていたので、それはそれで幸せでしたし学生時代は感動の連続でした。
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