キャリアを考えていく上で、好きなこと、やりたいことを念頭に考えられる方は多いと思います。しかし第4章で述べたように、日本では今後資本主義的色彩が濃くなっていくと考えています。そうなればより、競争が活発化し、供給の多いものの価格は低下し、需要の多いものの価格は上昇していくはずです。従業員が安定に保険料を払っているのと同じく、好きなこと、やりたいことをやるということは多くの場合、リターンが犠牲になることを覚悟しなければなりません。リターンを犠牲にするのが嫌であれば、しんどいこと、他人がやりたがらないこと、できないことを選んだほ方が勝率は高くなるはずです。
しかしそれでもあえて好きなこと、やりたいことを目指されるのであれば、他の人がついてこられないほど、とことこん追求する覚悟がなければなりません。「人間は弱いもの」ですから、究極まで追求する人であれば、厳しい競争に勝つチャンスがあるからです。p233
このキャリア論はおもしろいと思います。楽しいことや楽なことはみんながやりたがるので、リターンは低いわけです。だからしんどいことや他人がやりたがらないことを選んだ方がリターンは高くなります。なので、普通ならしんどくて他人がやりたがらないことに自分なりのやりがいや楽しさを見出した人が一番強いことになりそうですね。
↓↓↓こちをらのブログも是非ごらんください。