読了しました。
ネットでの評判は「泣ける」というものでしたが、私は泣けませんでした。
余命宣告をされた雫は最期の時間を瀬戸内海のホスピス「ライオンの家」で過ごすことを決意します。ライオンの家では毎週日曜日におやつの時間があり、ゲストの思いでのおやつを再現して出してくれます。おやつと一緒に、それにまつわる思い出もみんなに披露されます。
ホスピスに来てから、雫はとても素敵な経験をします。
でも私には、あまりにも作り話っぽく感じてしまい、「現実にはあり得ない」と思い心を動かされませんでした。人間の最期というのはアントニオ猪木さんのように「苦しい、早く逝きたい」というようなものなのが現実なんだと思っています。死ぬ間際というのは元気だった頃に一生懸命とりくんだことに思い出にひたるぐらいしか、しかたがないんじゃないのかな。
年を取って現実の方が小説よりもリアルに感じてしまうので、もうこの手の話では感動できなくなっているんだろうな。
ただ、とても評判の良い本なので、一度手に取ってみるのもいいと思います。
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