MBAのインデックス投資日記

2014年8月からインデックス投資を始めました。出世しそこねたMBAです。バリュー平均法で2018年3月にアーリーリタイアしました。

『ムスコ物語』ヤマザキ-マリ

ヤマザキマリさんはテルマエロマエの原作者で有名な方です。彼女の型にはまらない人生をムスコをからめてつづったエッセイ。
17歳で高校を中退してイタリアへ留学。イタリアで知り合った詩人と同棲。結婚する気も子どもを作り気もなかったが、医者から子供ができにくいと言われていたことからか油断し予期せぬ妊娠。
詩人は生活力も経済力もなく出産と同時に別れる決断をして北海道の母の元に身を寄せる。母はオーケストラのヴィオラ奏者でマリさんの父親とは死別。再婚するも離別して女で一つで2人の娘を育てた。
北海道では大学の語学講師やテレビのレポーターなどできる仕事は掛け持ちで何でもやった。
あるときイタリア時代の知り合いと再開する機会があったが、その孫のベッピーノに求愛され結婚することのなった。
ベッピーノは息子の14歳年上というこらマリさんよりはだいぶ年下の青年で、大学院で文学の研究をしている。
結婚後は夫の研究所があるシリアのダマスカスに移住。かけもちしていた仕事の大半をやめて漫画だけにしぼる。漫画なら世界のどこにいても書けるから。
その後シリアの治安が悪くなり、夫の実家のイタリア経由でポルトガルリスボンに移住。
息子は現地の公立小学校に入学し、特別に語学の補修をしてもらいならがだんだんとポルトガルになじんでいく。
そうこうしているうちに夫はシカゴ大学でのポストが得られた。
最初単身赴任だったが息子が高校に上がるタイミングでシカゴで同居することになった。
息子は数学が抜群にできたのでシカゴの高校でもハイクラスに入り、過酷な勉強を強いられる。
マリさんはテルマエロマエが大ヒットし、仕事がものすごく忙しく、家族のだれもが心の余裕をなくし、喧嘩が絶えなかったそうです。
夫はシカゴでは5年勤めて、またイタリアへ帰っていき教師の仕事をすることになったそうです。
マリさんは東京に住み、息子はハワイ大学の工学部に進学。
家族バラバラな生活をされているそうです。
息子がハワイ大学を卒業すると東京のマリさんの近所に部屋を借りて一人暮らし。
就職はせず、東南アジアを旅して周りました。

子どもの頃からいろいろな文化にほうりこまれて育った息子は、多様な世界で生きている逞しさを身につけた半面、スーツをきてサラリーマンをするような”常識人”には育たなかったみたいです。
あまりも、規格外の人生なので、一般の人にはなんの参考にもなりませんが、だからこそマリさんは普通のレールに乗った人とは違う視点を与えてくれます。
新聞の人生相談などの回答もされているそうです。

よく夫と口論になっていて、よく離婚にならないなって思っちゃいます。

 

 

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