MBAのインデックス投資日記

2014年8月からインデックス投資を始めました。出世しそこねたMBAです。バリュー平均法で2018年3月にアーリーリタイアしました。

量子力学的市場像

 

 力学には古典力学量子力学があります。古典力学とはニュートンの力学で、ビリヤードの玉の運動を記述できたりします。重要なのはビリヤードの玉を見ただけではその運動に影響を与えないことです。「見る」とは光子を衝突させてその反射光を観測することです。ビリヤードの玉に比べて光子は十分軽いので、その影響は無視できます。

 しかし原子のレベルになると、「見る」という行為は、素粒子に光子をあてて観測することになり、光子を当てることで、その素粒子の運動が変化してしまいます。

 株式市場も古典的な見方もできますが、私は量子力学的に見るのが正しいと思っています。たとえば著名な投資支援会社が、A社の株は今後成長するとメルマガかなにかに書いたとする。古典的に考えると、メルマガを読んだ人は、A社の株を安く買えば今後成長でゲインが得られることになります。しかし株式市場は量子力学的なので、「A社の株が今後成長する」と公言した時点でそれが株価に影響を与えて株価を釣り上げてしまいます。したがってA社の株を安く買うことはできないのです。成長力の高い企業を安値で買うのは難しく、常に高値つかみのリスクを取ることになります。

 ですから儲けるには4つしかありません。

  • 誰も見向きにしない株を買い「偶然」その株が成長する。 
  • 成長株と言われている株を高値つかみし、それが「偶然」予想以上の成長をする。

  • インデックス投資をして市場の成長の平均のリターンを得る
  • 心理的に悲観しているときに買い、楽観しているとき売る

 効率的市場の株価には当然未来の成長が織り込まれいます。なので成長する株を安く買うことは不可能なのです。だから企業の成長で儲けるにはポジティブサプライズで偶然儲かるしかありません。それが最初の2つ。

 自分のような一般市民がA社は将来有望だと思ったとすると、それはきっとみんなもそう思っていて株価に瞬時に織り込まれます。だから企業業績にかける投資は実は偶然に支配されたギャンブルなのです。

 一方インデクス投資はギャンブルではありません。資本主義は拡大再生産するようにできていますから、それが止まらない以上は市場全体は成長します。7%程度のリターンしかありませんが、それに甘んじるなら確実にもうかる方法です。

 最後の心理的な要素を加味した投資術は厳密には投機になります。高い価値の企業の株を割安に買う唯一の方法が、市場全体が悲観しているとに買うことだと思います。悲観しているということは市場の効率化にゆがみが生じて入るわけなので、儲けるチャンスです。楽観のときは逆のゆがみが起きています。以下の本に詳しいです。少数者しかできなに逆ばりの方法で、みんながこれおをやると、量子力学のように市場に影響を与えてしまった投資機会がなくなります。だからこっそりやって自分が買い終わったあとに、「今買うといいよ」とブログに書く必要があります。

 

市場サイクルを極める 勝率を高める王道の投資哲学

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