The Motley Fool Japan, K.K. » 株式投資にどう臨むか -スペシャルフリーレポート-
モトリーフールジャパンのフリーレポートみました。この会社は有望な個別銘柄を紹介する会社なので、インデックス投資ではなく、優良な個別株投資を推奨しています。ただ、銘柄選定ができない「初心者」は低コストのETFに投資するのも良いだろうと言っています。
初心者がいつ熟練者になるのか、は議論が分かれることろです。熟練者であるはずのプロのファンドマネージャーが運営するアクティブファンドの多くはインデックスファンドに勝てないという統計があります。自分だけは多数派にならずに、少数の勝者になれる程稀有な存在だと思えるなら、個別株投資も良いだろうと思います。ただ、私はどんなに経験を積んでも個別株の選定眼力はつかないだろうと思っているのでインデクス投資をしています。
インデクス投資をしているかぎり、「一発逆転」はありません。5千万の資産が2,3年で1億になるなんてことはないです。夢はないのです。そのかわりリスクも低いです。
今話題のソフトバンクですが、私のインデックス投資を始める前が保有していて儲けさせてもらいました。しかし現在苦境に立っていて株価が低迷しています。この手の株は長期保有には向かないのではないかと思います。個別銘柄で長期投資に向いている銘柄を選定しかつインデクスに勝つのは容易ではないと感じています。
私の見立てではアップルなども長期保有には向きません。競争の激しいIT業界でアイホーンだけで20年持つとは到底思えないのです。アップルは一時期倒産の危機になりましたが、そこからiMacがiPodで復活しています。イノベーションを起こしたのです。しかし、今度はアップル以外の会社がイノベーションを起こしアップルの地位を奪うかもしれないと私などは考えます。
20年も勝ち続けらえる企業というとコカ・コーラやアマゾンなど限られていると思います。だからといってコカ・コーラとアマゾンの2社だけに全財産を投じるのもリスクが高すぎます。
このレポートを出している会社は、個別銘柄の紹介を商売にしているという点を忘れてはなりません。統計的いはインデクスの方が優秀だけど、それを言っていたら商売あがったりだから「個別銘柄を」と言っているとも考えられます。
20年もかつ続ける企業は稀だと思います。ジャック・ウェルチの時代にGEに投資していた人は今はがっかりしているでしょう。勝ち続ける優良企業は稀で、多くの企業には栄枯盛衰があります。
そういうわけで、私は今後もインデックス投資を続けます。それが統計的には負けない投資になると思います。
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