会社勤めをしていた頃から中性脂肪とコレステロール値は高かったです。なので健康診断のあと産業医と面談が必要でした。でも産業医は、「揚げ物などの脂っこいものを食べるのを控えてください」ぐらいのアドバイスしかくれなかったです。産業医の助言のとおりにしましたが、数値はまったく改善しませんでした。アフターフォローもなかったです。
ところが会社を辞めてから特定検診を受けるようになって状況はかわりました。特定検診の結果、中性脂肪とコレステロール値が高かったので、「積極的保健指導」というのの対象に選ばれました。そうすると保健師さんや栄養士さんと面談して、現状の食事の状況を棚卸して、「野菜や海藻などをもっと食べた方がいい、スーパーで冷凍のブロッコリーやもずくのパックなども売ってるので、手軽に食べられるからやってみてください」などと非常に具体的なアドバイスをもらいました。それまで脂質を減らすには食事を減らすしかないと思い込んでいたのに、食事を増やすことで改善できるとわかり、眼からウロコでした。さらに運動も、毎日３０分の速歩と毎日の筋トレをすすめられました。３か月後に目標を設定して体重ー５ｋｇ、腹囲ー５ｃｍ、血液検査も再実施という計画になりました。一か月に一回ぐらい面談して目標の実施状況がさらなる食事の改善方法などを話し合いました。そうすると、中性脂肪が正常値までさがったのです。コレステロールも基準値以上ですが、かなり減りました。
ここで学んだのは食事の指導などは医師よりは栄養士さんの方がプロフェッショナルだなということ。特に会社の産業医なんかは、義務的に面談をこなしているだけの人もいるんだなってこと。退職して市の保健指導を受けるようになってから、ドロドロだった血液がサラサラになりました。リタイアして本当によかったなと思うことです。
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