JTは私の父が保有している銘柄です。配当利回り6.3%と非常に高配当なのですが、株価の下落はそれ以上にひどく、結局1年間のトータルリターンはいくらなのか調べてみました。
JT | スリムS&P500 | 差 | |
2018/7/4 | 3,038 | 9,936 | |
2019/7/4 | 2,445 | 10,881 | |
騰落率 | -19.52% | 9.51% | |
配当利回り | 6.30% | 0% | |
トータルリターン | -13.22% | 9.51% | 22.73% |
ひどい数字ですね。
どう考えてもJTを買うより米国株インデックスファンドの方が儲かります。ここまではっきり差が出ているのはマグレではないと思います。
それでもJTを買う人がいるのはトータルリターンを一度も計算したことがないのかもしれません。6.3%の配当利回りがあれば24年ぐらい保有したら元が取れるらしいです。配当に目がくらんで1年で19.53%も株価が下がっていることに気づかないのではないかと推察します。配当を貰うと精神的な喜びがあるのは理解できますが、こんなに実利で大きな損をして、わずかな喜びを買うのは、悪しきメンタルアカウンティングだと感じます。
私の88歳の父がJTを保有しているので、相続人である私としては他人事ではありません。父がJTを持っていなければ私もJTを批判することはないでしょうに。
トータルリターンが米国株インデックスより1年で22.73%も劣後していることを知っても尚JTを買うと言う人は、それなりに目算があるのでしょうから止めはしません。自己責任です。ただ一度で良いので、トータルリターンをインデックスと比較してみて欲しいです。うちの父などはもう目がちゃんと見えないし株価の下落などわからずに配当に騙されて買っているに違いないです。
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