MBAのインデックス投資日記

2014年8月からインデックス投資を始めました。出世しそこねたMBAです。バリュー平均法で2018年3月にアーリーリタイアしました。

参議院選挙:投票を呼び掛けるのは非合理的

 参議院選挙が終わりました。今さらですが勝間和代氏の投票の勧め動画を視ました。日本の少子化を止めようとすると若い人や子育て世代が投票にいかないとダメだという主張。だから投票を呼び掛けています。

 ただ、私は自分は投票に行きますが他人に投票を呼び掛けたりしません。だって投票率が低ければ低いほど自分の一票の価値が高くなるじゃないですか。だから他人に投票を呼び掛けるのは悲合理的な行動なのです。

 他人に自分のひいきの党に投票してくれと頼むならわかりますが、自由に好きな党の投票するよう促しても自分に得はありません。

 この話は投資手法にも似ていると思います。バリュー平均法は逆張りであり少数派が儲ける手法です。この手法が広まってみなが逆張りをするようになると逆説的に逆張りの張り時がなくなり儲けるチャンスは減ります。

 インデックス投資もみながやると企業は業績がよくても悪くても株を買ってもらえるので、株価を上げようというインセンティブがなくなってしまいます。

 ふるさと納税ゲーム理論でいうところの共有地の悲劇にあたります。みんながふるさと納税をやってしまうと、都市部の税収が流出してしまい、自分の居住地のサービスが低下してしまいます。返礼品をもらって喜んでいられるのは、ふるさと納税をする人が少ないからであって、皆がするようになると、返礼品以上に地域の税収流出によるサービス低下にみまわれるでしょう(なのでふるさと納税の返礼品もらって喜んでいる人みると疑問に思います)。

 自民党なんかも投票率が低い方が自党が有利になることを知っているので、たとえば豪州のような投票の義務化のような政策は打たれないと思います。

 私も子供の頃は「正しいこと」を行動指針にしていましたが、社会人になって苦労を重ねるうちに「得なこと」をする場合が多くなりました。

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