自分の成功や失敗は自分の努力のたまものなのか、はたまた運がよかっただけなのか、という話。
私は人生はポーカーににていると思います。配られた手札が悪いと勝ちにくいです。配られた手札が良いと勝ちやすいです。もしポーカーが一回切りの勝負だったら偶然が支配する割合も大きいのかもしれません。でもポーカーは何度も勝負します。そうなると手札の良し悪しはだんだん平均化されていきます。そして最後に勝つか負けるかはプレイヤーの実力になります。
人生はポーカーに似ていると思います。私の場合は体格にはめぐまれず、容姿がいいわけでもありませんが、そこそこ頭がよく生まれつきました。父は一部上場企業の経理をやっていて赤貧ではなかったけど、裕福でもありませんでした。関西の私立大には行かせてもらえるだけの経済力はありましたが、関東の私立大に下宿して通わせてもらえるほどではなかったです。家には兄と共同の勉強部屋がありましたが狭くてあまり勉強に集中できる環境ではなかったです。でも公共図書館などに勉強室があったのでそういうところで勉強していました。東京五輪の年の生まれて、就職はバブル期でした。これが配られた手札です。
これらの手札を使って、偏差値６３ぐらいの大学に進学し、大手ITのグループ会社に就職し、海外駐在員や東京の親会社への出向などを経て５３歳で１．２億の資産を築きリタイアし、今１．８億の資産になりました。不運なこともあったし、幸運なこともありました。一つ一つの出来事をみると運に大きく支配されているように思います。でもいくつもの出来事をこなしていくうちに最後は自分の実力が出たのではないかと思います。
ポーカーも１度の勝負なら運に大きく左右されるでしょう。でも何度も勝負をしていると最後に勝つのは実力のある人が勝つのだと思います。
まあ自分自身は人生の勝者だとは思っていません。子供に恵まれませんでしたから、生物学的には繁殖に失敗していると言えるでしょう。ただそのかわりと言ってはなんですが、富を築くことができました。健康な身体もあります。負けでも勝ちでもないと思います。
一つ一つの出来事は運に左右されますが、たゆまず自己研鑽をしていれば実力がついて、最後には総合的に良い結果になると思います。みなさんがんばってください。
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