バリュー平均法は売却時に税金がかかるので買い持ちの方が得じぇね?という疑問を検証してみます。
- 初期条件として150万の株式投信があったとします。元本は100で含み益50とします。割り合いにして50%の含み益です。
- 好調の時に売却して10の税金を払ったとします。残る現金は140.
- 暴落時に株を買い付けます。
- 株が戻ったとき、買い持ちなら資産は変わらず、バリュー平均法なら6得をしてます。
初期条件 | 好調 | 10%暴落 | 11%上昇 | ||
買い持ち | 株 | 150 | 150 | 135 | 150 |
バリュー平均法 | 株 | 150 | 0 | 140 | 156 |
現金 | 0 | 140 | 0 | 0 | |
元本100、含み益50 |
このケースでは買い持ちよりバリュー平均法の方が得だとわかります。しかしこれが元本75、含み益75だと、以下の様になり買い持ちと変わらない結果になります。
初期条件 | 好調 | 10%暴落 | 11%上昇 | ||
買い持ち | 株 | 150 | 150 | 135 | 150 |
バリュー平均法 | 株 | 150 | 0 | 135 | 150 |
現金 | 0 | 135 | 0 | 0 |
もし「直近高値からX%の下落で買い出動するバリュー平均法」を実践していたら、払う税金がX%以上だと損になります。
なので、バリュー平均法で売却する場合には税金のかからないiDeCo口座でやるのがベストです。特定口座でやるときには節税のため含み益50%未満の資産を売却するのが良いです。
ちなみに岡本和久さんの本にはiDeCoで売買することを提案されています。
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